今日から嘘日記

今日は強風だった。
とあるおじさんはカツラが飛んだ。ビル群の奥行きの中に消えていくのを見て
「もう、着けるのは止めよう。」と決心した。
いくら吹いてもなびかない髪は逆におじさんを心地よくさせた。

さて、飛んだカツラはと言うと道路の真ん中で止まっている。さも地面に中年が埋まっているかのようにだ。微妙に怖いドライバーは極力避けていく。そこで出来た風によってカツラはゆらめいてゆらめいて歩道に乗った。「もう3時間ばかしここにいるだろうか?」そう桂が思うようにカツラは動かなくなった。もはやカツラではなく桂と名乗るほど暇であった。

「カラスの死体だー!!」と学校帰りの小学生が寄ってきたのはそれから幾分かしてからであった。しかし近づいてみるとそれはカラスではなかった。子供達は持ち前のセンスでもって、それを「カスラ」と呼んだ。この羽でもなく髪でもないカスラの共通点と言えば「自由に羽ばたくことが出来る」という一点であった。あの男の頭に乗っかっていた日々もある種「自由に羽ばたくことが出来る」という男の思いがあったのだ。それが今日という日をもって「カツラ」から「カスラ」に脱却したのであった。脱頭(だっとう)したのであった。

「カースーラー、なぜ泣くのぉ?カスラはじゃ~まに~、か~わい~い、な~なぁつぅ~の、毛があるか~ら~よ~。」

そんな曲が聞こえてきたところで今日の嘘日記おしまい、笑
[PR]
by santaotarti | 2007-03-06 00:44


ヒッピー漂流教室から


by santaotarti

プロフィールを見る
画像一覧

カテゴリ

全体
山から
爆発者から
ターティギャラリーから
美術館から
首都から
106号室から
深夜の窓から
魔の巣から
朝から
ゼロ次元から
記号から
家族から
仕事から
他人から
平らな日から
喫茶店マスターの手記から
ヒッピーの種から
嘘八百から
どこかから
白昼夢の調べから
4コマ教室から
詩から

以前の記事

2011年 07月
2008年 08月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 08月
2007年 07月
2007年 06月
2007年 05月
2007年 04月
2007年 03月
2007年 02月
2007年 01月
2006年 12月
2006年 11月
2006年 10月
2006年 09月
2006年 08月
2006年 07月
2006年 06月
2006年 05月
2006年 04月
2006年 03月
2006年 02月
2006年 01月
2005年 12月
2005年 11月
2005年 10月
2005年 09月
2005年 08月

お気に入りブログ

隣のドアへ

最新のトラックバック

Animal sex t..
from Animal sex tub..
Celebrities ..
from Free nude cele..
Zoloft overd..
from Zoloft orgasm.

ライフログ

千原兄弟のDVD

プロペラを止めた、僕の声を聞くために。


バッファロー'66


金字塔


宇宙


ファミコンミニ レッキングクルー

検索

人気ジャンル

ファン

記事ランキング

ブログジャンル

画像一覧